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2021年5月8日土曜日

Moondrop Blessing2:Dusk とKinera Imperial NORN を聴き比べてみた

 




今日は中華イヤホンとしては高めの3〜5万円クラスのハイブリッドイヤホンを聴き比べしていきたいと思います。Blessing2とNORNは共に1DD+4BAという構成で、そのうち2BAをKnowles製としているところも同じです。

いつものようにそれぞれの詳しいスペックは過去記事を参照していただくとして感想のみ振り返っておきます。


Kinera Imperial NORN 見た目と音の美しさの競演

聴き始めた時は高域がキツい、低域がガンガンくると言った印象でチグハグな感じだと思いました。しかし、50時間以上鳴らした後改めて聴いてみると、ちょうど良くブレンドされたかのように全体がまろやかになったような気がします。

全体としてクリアであるのに加え、高域が伸びやかになったことで刺さるような印象が無くなったこと、低域も直接的ではなく、柔らかく響くことで全体をまろやかにしている気がします。かと言って刺激がない訳ではなく低音の迫力はしっかり残っています。

音の広がりというより、空間そのものを再現するかのような一体感を作り出す立体的で重層的な音が、耳から離したくなくなるようなイヤホンであると思います。それぞれがしっかりと仕事をしながらも一つの音として成り立っているところが素晴らしいです。


 

Moondrop x Crinacle Blessing2:Dusk 一番好きかも!

早速箱出しの感想をお話しします。中低域メインなのにこのスッキリした聴きやすさは初めてかもしれません。中低域厚めのチューニングの場合、もったりした感じがあまり好きではなく苦手な場合が多いのですがこれは全くそんな印象がありません。エネルギッシュでありながらキレがあり、スッキリ聴かせてくれる素晴らしい音だと思います。
K-POPなどを聴いても高域のキツさがなく、ボーカルがスッと入ってくる気持ち良さがあります。適度に音の厚みもあり広がりもあるのに重くならない。しっかり低域が主張しているのにもかかわらず。
クールかウォームかで言えば間違いなくウォームなのですが、適度な音の抜け感があり、クール系が好きな私でも受け入れてしまう懐の深さを感じます。


以上がそれぞれの私の感想になります。そして今回NORNは200時間以上、Blessing2は50時間ほどエージングした後の聴き比べとなります。

ちなみにAmazonではBlessing2は3.4万円(Duskは海外でのみ購入可能約3.6万円)、NORNは4.9万円です。

聴き比べる前は直近で聴いたBlessing2:Duskの音が気に入っていましたのでひょっとしたら価格差を乗り越えてNORNよりいいのではと考えていました。

実際聴き比べてみるとやはり価格差なりの「価値はある」と思いました。

一つは解像度です。細かい音が潰れることなくハッキリ聴こえるのはNORNでした。Blessing2はわずかですが音が混ざり合い、明瞭度が劣ります。特徴である中域の厚みが少し邪魔をしているように感じます。肝心のボーカルも埋もれてしまいがちで、少し遠く感じます。音の厚み、広がりは十分なのですが、低域に音が集まりすぎて音が渋滞しているように感じてしまいます。

それに比べてNORNはやや高域がキツめではありますが、中域、低域それぞれが持ち味を発揮してバランス良く鳴っているように感じます。透明感のある高域とボーカルも近く感じられ、低域もメリハリあるため、全体が重すぎずスッキリ聴かせてくれるところがお気に入りです。シャキッとしていて見通しのよいサウンドだと思います。

Blessing2はまだエージング中ということもあり、ポテンシャルは高いので今後さらに良くなる可能性はありますが、現時点ではNORNの音がより素晴らしいと感じました。

NORNは見た目も綺麗ですが見た目だけでないところがまたいいですね。


キネラ インペリアル Norn 赤 小

水月雨(MOONDROP) Blessing2 ハイブリット 5ドライバー カナル型 イヤホン 1年保証

2021年4月11日日曜日

Kinera Imperial NORN とTRN BA15を聴き比べてみた

 




TRN BA15の素晴らしさを伝えたくて前回KZ ASXと比べてみました。しかし、もっと上位のモデルと比べるとどう違うのか気になったのでこれもお気に入りイヤホンの一つであるNORNと聴き比べてみました。


Kinera Imperial NORN 見た目と音の美しさの競演

聴き始めた時は高域がキツい、低域がガンガンくると言った印象でチグハグな感じだと思いました。しかし、50時間以上鳴らした後改めて聴いてみると、ちょうど良くブレンドされたかのように全体がまろやかになったような気がします。

全体としてクリアであるのに加え、高域が伸びやかになったことで刺さるような印象が無くなったこと、低域も直接的ではなく、柔らかく響くことで全体をまろやかにしている気がします。かと言って刺激がない訳ではなく低音の迫力はしっかり残っています。

音の広がりというより、空間そのものを再現するかのような一体感を作り出す立体的で重層的な音が、耳から離したくなくなるようなイヤホンであると思います。それぞれがしっかりと仕事をしながらも一つの音として成り立っているところが素晴らしいです。


こちらがNORNを聴いた時の感想です。

続いてBA15の感想です。

 

TRN BA15とKZ ASXの差

こちらはエージング50時間ぐらいにはなりますが、透明感があり気持ちの良い高域と迫力は増したけど相変わらずシャープでスピード感のある低域が非常にバランス良く聴こえます。尖ったところがなく、細かい音も潰れずにしっかり再生してくれていることがよくわかります。

と言っても刺激がない訳ではなくしっかりと超高域も再生されるのでクリアでクッキリと聴こえます。それでも粗さを感じないのでスッキリとまとまっているように思います。


ともに50時間ほどエージングを終えた後の感想だったのですが、今回は200時間以上のエージング後に聴き比べた感想となります。


BA15は相変わらず解像度が高くキラキラした超高域の透明感のある綺麗な音が音が印象的で、それを邪魔しない適度な厚みを伴った中低域という組み合わせが素晴らしいと思いました。

それに比べてNORNは超高域のキラキラも持ちつつ中域及び低域の力強さが加わり、全域でパワフルさを表現できることが持ち味です。音の厚みと広がりが気持ち良くそれでいてクリアでシャープな音が素晴らしいです。

聴き比べてみるとBA15の音の濃度がNORNより薄く感じます。NORNの濃密さを体験した後では物足りなく感じる、そんな印象を持ちました。チューニングの差ではありますが、BA15はひたすらキレイな音に包まれたい時、NORNはもっとオールラウンドに力を発揮してくれるイヤホンだなと個人的に思いました。

どちらも値段以上の音を出してくれるイヤホンだと思いますが、NORNの5.5万はかなりお買い得に感じてしまいますね。



キネラ インペリアル Norn 赤 小



【HiFiGo】TRN BA15 15BA航空宇宙グレードマグネシウム合金住宅16コアを持つ旗艦耳中モニタIEMはOCC銅ケーブル受動態ノイズキャンセルを銀めっきした

2021年3月20日土曜日

Kinera Imperial NORN 見た目と音の美しさの競演

 







前回ご紹介した「QoA Vesper 紫‐ムラサキ‐」と同様に見た目の美しさに惹かれて購入したKinera Imperial NORNですが、こちらは音も美しかったというお話です。


NORN 4BA1DD 5ドライバハイブリッドIEM

Knowless製バランスドアーマチュアドライバ2基+Kineraカスタムバランスドアーマチュア2基+Kinera独自開発チタンプレーテッドPUコンポジットハイポリファイバーダイアフラムダイナミックドライバ1基の合計5ドライバハイブリッドIEM。シェルカラーはハンドペイントで描かれた印象的なスモーキーレッド


Vesperは1BA+1DDのハイブリッドで約1万円しますが見た目のクオリティが素晴らしかったのですが、こちらは約5万円となるので見た目が良いだけではすみません。





かなり箱が大きかったです。同じKineraのBD005Proの箱に比べると3倍くらいありそうです。さすがimperial。開封は動画で確認できます。 





さすがにこのつよつよ構成でも破綻することなく、個性を発揮してくれます。


Nornのコンセプトに基づきKineraのチューニングエンジニアは、チューニングにおける高分解能、 クリアなポジショニング、高域の伸び、低域のインパクト、広々とした音場、柔らかなボーカルを追求しています。

低音には、KineraがNornのために開発した7mm高磁力独自開発ダイナミックドライバを実装。 駆動応答速度の向上のため1.5テスラのN52高磁束リングマグネットを採用し、 振動板にはチタンプレーテッドPU複合ハイポリファイバーサスペンション振動板を採用。 PUの復号素材は低音の制動を高め、ハイポリファイバーは音場のテンションを高め、 チタンプレーテッドはディテールの解像度を強化することで、高品位なユニットに仕上がっています。

中音域には、ボーカルの厚みを高める2つのKnowlesコンポジットユニットRAF-32873を採用。 Knowlessの高品質な音質によりボーカルをとても情感豊かにしています。
4BAユニットの組み合わせにより、Nornの華やかな高域の広がりと楽器の明確な配置を実現し、 オーケストラの各楽器を細部まで聴きわけることが可能。
また大規模なコンサートホールのように広い音場(サウンドステージ)を持ち、高品質な音源をより良くリスニングできるように設計されています。


 聴き始めた時は高域がキツい、低域がガンガンくると言った印象でチグハグな感じだと思いました。しかし、50時間以上鳴らした後改めて聴いてみると、ちょうど良くブレンドされたかのように全体がまろやかになったような気がします。

全体としてクリアであるのに加え、高域が伸びやかになったことで刺さるような印象が無くなったこと、低域も直接的ではなく、柔らかく響くことで全体をまろやかにしている気がします。かと言って刺激がない訳ではなく低音の迫力はしっかり残っています。

音の広がりというより、空間そのものを再現するかのような一体感を作り出す立体的で重層的な音が、耳から離したくなくなるようなイヤホンであると思います。それぞれがしっかりと仕事をしながらも一つの音として成り立っているところが素晴らしいです。


Kinera Imperial NORN


高音の質 4.5    中音の質 5    低音の質 5



細やかさ 4.5    迫力 5        音場 5


総合 4.8



Norn

2021年1月22日金曜日

Kinera BD005 Pro もはや5千円とは思えない音






 

本日はHiFiGoより提供いただきましたKinera BD005 Proをご紹介します。全くノーマークの商品でしたが、聴いた瞬間にいいと思いました。


Kinera BD005 Pro 3D Printed Hybrid In-Ear Earphone

特徴:-

> 3Dプリントイヤピース。

> 9.2mmベリリウムダイアフラムダイナミックドライバーユニット。

>カスタム調整された30095シリーズ高周波BAドライバー。

> 2ピン0.78mmコネクタ。

>インピーダンス:26Ω。

>周波数応答範囲:20Hz〜20kHz。

>感度:108±2dB。

>ターミネーションプラグ:3.5mm。

Kineraは、大成功を収めたBD005IEMの改良版であるBD005Proを​​提供してくれました。それはあなたの音楽の必要性のためのハイブリッドドライバー構成を収容する手作りの3Dプリントされた美しいイヤピースを特徴とします。


 



とても装着感の良い軽めのつけ心地です。2ピン0.78mmコネクタに対応しているのでリケーブルも楽しめます。もちろん断線した際もケーブルが変えられるのは安心感が違います。しかもハイブリッドドライバー搭載でこの価格なので、前日に発売された某格安イヤホンの後継機が全く格安に思えないという感覚麻痺に陥ります。


楽しく、活気があり、スムーズ:-

楽しいシグネチャー、速いパンチの効いたベース、詳細な楽器、豊かなボーカル、滑らかで疲れないシグネチャーで音楽を聴くのが好きなら、KineraBD005が最適です。ダイナミックなドライバーユニットは、ボーカルを引き立たせるパンチの効いたベースを生み出します。BAドライバーは、疲労感のない体験のために非常に滑らかな高音部分を生成します。



そして聴いて驚くのがその解像度の高さと、空気感です。籠りとは全く無縁の透き通る高域がパワフルかつ非常に細かな描写を再現してくれます。このイヤホンの持つ空気感、空間表現、音の広がり方が音楽を聴いた瞬間にハッとさせられます。そして力強くクリアさを伴った中低域が空間に厚みを持たせてくれるので音の一つ一つが、キラキラと粒立ちよく解き放たれます。その渾然一体となった音の流れに身を任せる心地よさがあります。特に女性ボーカルは非常に近く聴こえ、かつハッキリ・クッキリ聴こえるのでおすすめです。

なぜこの価格でこの音が出せるのか、本当に価格破壊というか金額の概念がおかしくなってしまいそうです。確かに中華イヤホン全般に言えることですが、このイヤホンには衝撃を受けました。某イヤホンも1,000円台の時はチューニングでここまで変化させて凄いなと素直に思いましたが、流石に3,000円台の後継機でも未だにシングルドライバー、リケーブル無しのあのイヤホンにそこまで価値があるのだろうかと考えさせられますね。



Kinera BD005 Pro


高音の質 4    中音の質 4    低音の質 4


細やかさ 4    迫力 5      音場 5


総合 4.3